今宵、君と、あの場所で。


「んんっ…」

ふと明るさを感じて、目を開けると、見知らぬ部屋の窓のカーテンの隙間から日差しが差し込んでいた。

「目、覚めた?」

ふと視界に飛び込んできた、男の人の顔。

ひとりパニックになりながら、昨日の記憶を手繰り寄せると、途中で記憶が途切れていた。

─本当に、ここに住むんだ。

夢じゃないことをひしひしと感じる。

「流星さん!昨日…」  

「ああ、疲れてたみたいですぐ寝てたから、ここに連れてきたよ」

着替えてるんだけど…私。

無意識に睨んでいたようで、流星さんはふっと笑って私の頭をポンポンした。

「そういうこと?着替えは妹に頼んだ」

「妹さんがいるんですか!?」

初耳!

なんか、私、流星さんのこと全然知らない。

こんなの、彼女失格じゃないかな…