今宵、君と、あの場所で。


「それで、なんで俺たちはここに住むことになったんです?」

それは少し苛立ちを含んでいて。

私に問いかけたのか、流星さんになのか。

どちらにもかもしれない。

流星さんはちらりと私を見て、そのまま零を見つめた。

「零、お姉さんを俺にくれないか?」

真剣な表情で発せられたその言葉に、私は真っ赤になってしまう。

零は緊張でこわばっていた表情を緩めた。

「そういうことですか。それならどうぞ」

軽っ!

「良かった。反対されるかと思ったよ」

「流星さんなら安心できます」

さっきまでの空気はどこへやら、談笑を始めた二人に気が緩んで、そのまま眠ってしまった。