今宵、君と、あの場所で。


ひとしきりモフモフさせてもらって、仲良くなった私達は、外で遊びたくなってきた。

「外で遊んでもいいですか!?」

その様子を眺めていた流星さんに聞くと、目を細めて笑いながら、了承してくれた。

「あぁ」

「ロイ、良いって!外に行こう!」

部屋の外に見える庭に降りてみる。

そこは、塀に囲まている中庭だった。

「隣の部屋とは縁側と庭が繋がっている。ちなみに隣は俺の部屋だよ」

「そうなんですね。じゃあ、これからはいつでも会えますね!」

流星さんと毎日会える、近くにいる。

そう思うと、嬉しくなってきた。

「夜も会える。何なら一緒に寝ても─」

ニコニコと笑いながらそう言っていた流星さんだったんだけど。

「…いや、駄目だ。何をするか分からない。今のは忘れてくれ」

ひとりで独り言をつぶやき始めた。

「…?どういうことですか?」

「なんでもない」

なにか隠したような気がしたけど。