今宵、君と、あの場所で。

「じゃ、そのへんでいいことにして、会合始めようぜ」

陸斗がそう言うと、みんなの顔が引き締まったのがわかった。

「来週の総会について」

陸人が言う。

「今年は流星さんも参加する」

蒼がそう言った途端、みんなの目が点になった。

零も当然の然り。

「繋がりのあるところの総会に参加するのもいいと思って」

流星さんがそう言うと、みんなが口々に喜びを露わにした。

「流星さんに参加してもらえるなんて光栄です」

零にそんな敬語が使えるなんて…

「今年は一段と美しくやりましょう」

ニコリと笑って蒼。

「流星さんは先頭ですよね〜?」

ニコニコと海斗が聞く。

「俺は車で幹部の後ろにつくよ。バレると大騒ぎだしね」

「わかりましたー!全力でお守りしま〜す」

…私は蚊帳の外みたい。