「─くっ!美玖っ!ちょっと!」
「ん?何よ鈴珠?」
「茉菜さんが呼んでるよ!」
茉菜…あ、さっきの花火大会の話の。
「美玖さん!一緒に花火大会行きませんか?」
「わ、私?!」
「はい!一緒に来てくれたら嬉しいな、って」
上目遣いが可愛い。
流石はクラス1の美少女だけある。
「ちょっと考えさせて?」
曖昧な答えを返し、その場を凌ぐ。
「もちろんです!」
満面の笑みで返してくれた。
と、その時だった。
───きゃぁぁぁあああ
女子の黄色い悲鳴が響き渡った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…