「何してんの?女子高生相手に」

「あ…っ、サーセンしたっ!まさか流星さんの知り合いだったとは…」

なにが『サーセンしたっ!』だよ。『ごめんで済んだらサツ要らねぇんだよ』って言ったのどこのどいつだよ。

「質問に答えてよ。何してたの?この子、俺の彼女なんだけど」

美しい微笑で追い詰める彼は、かなり怒ってる感じ。

その迫力に負けたのか、さっき絡んできた男達はさっきまでの迫力を無くす。

「え……?流星さんの女とは…っ、ホントにサーセンしたっ!」

女ってことにも気づかなかったのか。

まぁ、うちの学校はジャージ登校も可だから、私ジャージだったしね。

「分かったら失せろ」

「はい…っ」

転げるようにかけて行ってしまった。