「好きになっちゃったんだからさ!!隠す必要なんてないよ!」
鈴がニッと笑って
Vサインを出す
そう………だよね
きっと今の私はもう
止めろと言われても
止められないくらい
紀田を好きになってる
私は彼の容姿を
好きになったんじゃない…………
性格悪くても
嫌みしか言わなくても
本当は優しい紀田を
好きになったんだーーー
鈴の言葉で元気を取り戻した私
「りんっ………大好き!!!」
「私もゆあ好きだよ!!これからはちゃんと相談してね、"ほうれんそう"だよ"ほうれんそう"!!!」
私たちは抱きつきながら
飛び跳ねるーーー
その横で
「ゆあちゃん……羨ましい」
と呟いた梓の声は
二人には届いていなかった
ーーーーーーー
3人で大はしゃぎしながら遊ぶ
「よーし、じゃあ私…向こうの沖まで行ってくるね」
「えー、危ないから止めた方がいいよ………」
「大丈夫!大丈夫!」
鈴が止めるのを押しきって
沖の方まで一気に泳ぐ
「りんっ~♪」
沖から海岸方面にいる鈴に
勢いよく手を振る………
ズルッ
え?
気づいた時には
頭までスッポリ
海の中に浸かっていた。

