あたしはすかさず相手の大事なところを蹴りつけて、逃げた。 その男はあたしと他の中学だったため、もうその男には会っていない。 会っていないけれど、学校の裏庭で襲われそうになったあたし。 過去の男が仕向けたらしい。 助けてくれたのはあたしの好きな先輩。 男なんて性欲のカタマリだと思っていたけれど、先輩は違ったんだ。 好きになったのはこれがきっかけ。 まだ幼い、中学二年生の夏だった。