懐かしい夢をみていた。


「ゆうくんっ……いかないでよぉ……!」


「りーちゃん……」



泣きながら男の子にすがりつく、幼稚園の頃のわたし。



ゆうくんと呼ばれた男の子は、困ったような、泣きそうな顔でわたしを見ていた。