離してよ、牙城くん。





三白眼に、白に近い金の髪。


牙城くんは銀髪だから、鮮やかな髪色に目が慣れない。





まわりを見ると、さすがに椎名さんは恐れ多いのか、女の子はみんなこちらをチラチラ見つつも話しかけてこない。


ほかの男の子も、何度かこちらを見ているけれど、なにもアクションは起こしてこなかった。





「っつーかさ、モモチャン。ここに来ること、ナギくんに言った?」




わざとかわからないけれど、わたしの姿をほかの男の子たちに見られないよう自分の身体で隠す椎名さん。



ううっ……、それ、やっぱり聞かれるよね。




小さな声で問われた言葉に、核心を突かれた気がして何も答えられなかった。




「あーまあ、そうだよなあ?
くっそめんどいあのナギくんが、大切な女の子をこんなとこに来させないよねえ?」