「小林」と甘い声が頭の上から降ってくる。


 やっぱりダメ、私の顔を見ないで、情けない自分がグルグルと頭のなかで回りどうしたらなんて考えていたら、私のお腹は正直だった。


 もう告白どころでない、青山君は大きな声で笑いながら私の右手を取り、社食に行くぞとグイグイ引っ張って行く。


どんな場面でも青山君と手を繋ぐことが出来たのだから私のお腹に感謝だね。


顔をしたに向けながらちょっとはにかむ。



青山君の手はあたたかい、私の心の中をそのあたたかさがジンワリと染みてくる。





  言葉にしなくても私の思いが伝わったらどんなに嬉しいか、でもやっぱりまほちゃんが言ってくれたように言葉しなければ何も始まらない。




  青山君への気持ちがもっともっと強くなってきた。



  こんな私でも伝えていいかなぁ。





  少しの勇気、伝えたいこの想い。

 
  


    頑張れ私