「涼音!おめでとー!」


そう、今日は誕生日。


怜が誕生日、一緒にいられないって話したら、美奈がお祝いしてくれることになった。


「それにしても、怜先輩、何してるんだか」


「ほんとにねぇ。ドタキャンなんて、滅多にないのに」


「まあ、おかげで私は涼音の誕生日を当日に祝えるわけだし?」


「ふふっ。ありがとね」


「誕プレ、ちゃんと着けなさいよ?
あれで目の前に現れたら、怜先輩ももう涼音との予定、ドタキャンなんて、しないんだから」


美奈から貰った誕プレは、下着だった。


写真でどんなのか見せてもらったけど、可愛いピンク色なのに、どこか色気のあるデザインだった。


「いつ見せるのよ......」


「まー、いつかは見せるでしょ?」


「もう......」