拓馬先輩が、そう締めくくってこの話は終わった。


そして、数日後、驚くほどに話が広まっていて、もう私の噂を聞くことなんてなくなった。


そして、私を噂していた部員は、私の元へ謝りに来てくれた。


そして何よりも


「こんなことした俺たちだけど、これからもよろしく。頼りにしてる」


って、言ってくれたの。


やりがい、感じた。


しばらく私は、超ご機嫌だった。


怜に笑われるほどに。