「ただいまー」


「おかえり。怜くん、もう帰っちゃったわよ?」


「あー、まあ、いつでも会えるし」


「ふふっ。怜くんも同じこと言ってたわ。あ、お土産見る?」


「見る!」


久しぶりに見るママは、行く時より幸せオーラで溢れていた。


「涼音、おかえり」


「ただいま」


お風呂から上がってきたパパも、どこかリフレッシュできたみたい。


「あっ!それ美味しそう!」


「じゃあ、今夜はこれ食べよっか」


同居生活終わり。


怜との2人の日々も、家族でお菓子を囲んで食べるのも、どっちも楽しい。