【完】狂犬は欲望中毒。








「私たち、お互いのこと何も知らないのになに言ってるんですか!」


「0日婚したいんだろ?叶えてやるよ。」


「あれは言葉の綾というか……最近ハマってるドラマの展開で……」


「あー、はいはい。俺のこと教えてやるから嫁決定な」



「私の話聞いてましたか?」



「名前は五月女(さおとめ)左和季(さわき)
 高校(こうこー)1年の16。
 好きな食べもんは、お前のおかげで今チャーハンになった」



まったく人の話聞いてないんだけど……。



てか。



「高校1年生!?嘘でしょ」


「まじ」


「同い年か年上だと思ってたのに」



今時の子は大人っぽいもんね。


私なんかショートに自分で前髪切ってるから自然とパッツンになっちゃって……同級生にすら子供扱いされちゃう見た目してるというのに。




「つか、俺のことよりお前のこと教えろ」



「生意気な年下さんだこと」



「襲ったる」


「じょ、冗談です!!
 ……名前は、乙川(おとかわ)小羽(こはね)。年齢は高校二年生の16歳で……好きな食べ物は冷蔵庫に奇跡的に食材が揃っていたチャーハンに今なったよ」


「自己紹介ぜんぶ俺の真似しやがって。
 しかもチャーハンに今なったのかよ、オソロじゃんうぇーい」


「いぇーい」