「振り落とされないように、しっかり掴まってろよ」 「……っ」 俺の言葉に素直に従う小羽は、バイクの感覚にまだ慣れないのか、しっかり俺の腹に手を回してこれでもかってくらいギュッと抱きつく。 それが少しだけ、頼られているみたいで嬉しいとか。 我ながら気持ち悪い。 前までこんな感情知らなかった。 「……」 まあ。 背中に感じるこいつの体温も悪くない。