僕が死ぬ物語

ごめんね、まだ生きているよ。





僕について僕が知っていることはなかったから、今度は僕が知っている限り殺し屋についてお話するよ。






名前はNo.15 だったよね?





こいつはこれまでたくさんの人間を魅了し、感動させ、そして、殺してきた。







だけれど、人を殺す理由は自分が楽しいからとか、そんな理由ではないみたい。








殺さなきゃいけないから、殺す






ただ、それだけ。







殺されるために生まれた僕と






殺さなきゃいけないから殺すNo.15






そう考えると、僕らは運命共同体なのかもしれないね。