そして急いで木嶋さんから携帯を奪い返すと、この場を立ち去ろうと背中を向けた。 「夜ご飯、また行きましょうね」 どんな表情で言っているのかわからない。 だけど、あんなキスまがいな事をしておいてそんなことを平然と言って退けるなんて、信じられない。 なんて思いながらも、ドキドキと胸はうるさく騒いでいた。 . . .