淡々と言葉を述べる木嶋さんに突っかかるようにそう言葉を発すると、食い気味に木嶋さんが私に言葉を紡いだ。 「俺が困ります」 「…………え?」 「だから、黙って俺に従ってください」 そう言い放ったあと、木嶋さんは私を更にぎゅっと自分へ引き寄せた。 木嶋さんの吐息が鼻にかかって、少しくすぐったい。ドキドキと加速していく心臓。 「ありがと、ございます」 「どーいたしまして」 木嶋さんのさり気ない優しさに胸がキュッと締め付けられた。