動揺する私を見て彼は楽しそうに笑いながら屋上から出て階段を駆け降りるので、怖くて彼の制服を握るとそんな私をみて、大丈夫落とさないよ。なんて優しく微笑むから少しドキッとしてしまった。
いやいや、私さっき大好きだった彼氏にフラれたばっかりだよ。ドキッてなんだ。いくら顔面が整ってるからって。と顔を両手で覆った。
短時間でいろいろありすぎて頭はまだ混乱してる
けど、アキちゃんのことよりも幸斗くんのことで頭がいっぱいかもしれない。分からないことが色々多すぎて。
「凛、大丈夫だよ。凛はきっと俺を好きになるでしょう」
「...そんな、今日の運勢みたいに言われても。」
「あはは、だって本当のことだよ。」
下駄箱につくと彼は私をゆっくりと降ろして頭を撫でながらそんなことを言った。
なんか変な人だなあ、幸斗くんて。
「じゃあ、一緒に帰ろ」
と靴を履いた幸斗くんに手を握られひっぱられる。
「え、いや、方向とかちがうでしょきっと。ていうかさらっと手を握らないで!」
手を離しながらそういうと幸斗くんはきょとんとしてから、ふっと笑った。
「え?方向?違くても送るよ?好きな子のことは、心配でしょ?」
「....はぁぁぁ、」
そんな彼をみて私は大きなため息をついて、結局、彼に送ってもらったのでチョロいのかもしれない。
