きっと好きになるでしょう



「....っ...ま、いーわ。凛そういうことだから。じゃあな。紫乃、いくぞ」


アキちゃんは舌打ちすると紫乃ちゃんの手を掴んで屋上から出て行った。


「私、フラれたんだ...」


ポツリと言葉に出してみると嫌でも実感して
屋上に乗り込んできた時から少し歪んでいた世界はさらに歪んで目頭が熱くなる。


「凛、泣かない泣かない。アキちゃんの見る目がないだけだよ」


頬を包んでいる手に力が入って顔が上げられ、幸斗くんの顔が近づいてきたかと思うと目元にキスを落とした。


「...な、なにを、」


驚いて涙が引っ込んだ私をみて幸斗くんは笑う。


「びっくりした顔も可愛い。ね、凛。俺と付き合お?」


頬にあった手が背中に回って優しく抱きしめられる。


「な....な...」