そばで笑って

ある日突然今までとは違う頭痛が僕を襲った

ああ、そろそろか。

僕は思ったんだ


だから最後に君に会いたくて。


君のベットへ向かったのはほぼ無意識だった


いつも楽しそうな笑顔を浮かべていた君は

苦しそうな顔をしていたね


もしかして僕と同じだったのかな


僕は君のベットへ入った。


優しく笑う君の頭をそっと撫でて

どちらからともなく手を繋いだ

細くて小さくて白い君の手は今にも折れそうだった。


そして君が目を閉じたのを見て

僕もそっと、目を瞑った。



これで君はもう何も失わないよ

安心して? ジュリ?