無愛想な君はわたしに笑わない

「入学式なんかサボってさ俺らが学

校案内してあげるよ」

わたしは思った。この人は悪い人だ

「大丈夫ですわたし行くので」

ガシッ

振り返ると先輩が手を掴んでいた

当然力が特別強くないわたしは振り

払うこともできない

そのままついて行く状態になってい

るわたし

きっと逃げられないそう思った時だ

った