僕がそう言うと陽葵は言った。

「私の方だよ·····

優希さんがあの日、

話しかけてくれなかったら

私は今も友達もいないし、

翔兄とだって

こんな風にはなってなかった。

優希さんと出会ったから

私は大切な人達に出会えて

友達もできて、学校が楽しくなった。

優希さんが私の未来を変えてくれた。

人を愛する事が

こんなに幸せな事だなんて

気づけなかったんだよ·····!!」