母さんがそう言うと父さんは、

「それは優希も同じだよ。

優希だって今を

精一杯生きているんだよ。

後悔したい訳じゃない。」

そう言って

「やりたい事を全力でやりなさい。」

そう俺を見て言った。

俺が

「ありがとう」

と言うと父さんは今まで

見た事ないくらい

穏やかな顔をしていた。

母さんも嫌そうではあったが

父さんがOKしたので

もう何も言えなさそうだ。

すると翔が

「ある程度予定決めないと。」

そう言うので俺は

「明日ましろんと予定を合わせよう。」

そういうと翔は

「良かったな。 」

と微笑んでくれ、家に帰った。

リビングに戻ると

ご飯の準備が出来ていて

父さんと母さんが

俺を待ってくれていた。

でも申し訳ないが

あまり食欲が湧かない。

そんな俺に気が付いたのか

母さんが

「食べれないんだったら

泊まりはやめましょうか」

そんな事を父さんに向かって言った。