なので俺のことも、

もちろんだが俺と仲のいい優希の事も

気にかけてくれている。

「じゃあ話すけど実はさー」

俺の周りには優希の病気のことを

知っている人は俺の家族と

目の前にいるまさ兄くらいだ。

よって俺が何も気にせず話を

出来るのはまさ兄くらい、

それに気づいてかたまに俺を

サボらせ話を聞いてくれる。

そして俺は最近、優希に好きな子が

できた事、真城が兄と呼んでくれた事、

そして恐らく2人は両思いで

俺は嬉しいし見ていて面白くて

つい、からかってしまう。

そう話すと

「優希に好きな子ができたのか、

それは嬉しいな。」

だから俺は

「うん。」

とだけ答えた。

それから俺は

「じゃあ授業にもどるから」

と言って教室を出た。