昼休みは1人でも普段、

屋上で食べるのでチャイムが

鳴ると席を立ち屋上へ

繋がっている階段を上る。

屋上に着き弁当を食べ始めると

真城が来た。

弁当を食べ終わり、

俺は気になってた事を質問した。

「この前、優希と話してどうだった?」

そう聞くと真城は頭に?を浮かべていた。

なので聞き方を変えて質問した。

「話して楽になれた?」

そう聞くと黙り込んでしまった。

聞いちゃまずかったか?

すると真城は少し遠慮がちに

「翔先輩も聞いてくれますか?」

そんなことを言い出した。

気を使わせてしまったのだろうか。

そうだとしたら申し訳ない。

俺は真城の顔色を伺いながら

「俺が聞いてもいい話?」

そう聞くと

「もちろんです」

と答えてくれた。

しばらくの間、

真城の話を聞くと

俺がもし早く出会っていたら

真城のお兄さんを

助けれたかもしれない。

真城が傷つかずに

すんだかもしれないそんな事を思った。