少し俺はイラッとした。

まぁ年下にムキになる訳では無いが

「お前は俺の事嫌いなの?」

そう聞くと

「嫌いでは無いです」

と返ってきた。

嫌いではない

なら好きでもないという話か。

まぁいい。

「こっちに来い

一緒に食うぞ」

真城は少しムスッとした顔をしていた

「お前・・・案外顔に出るんだな」

そう俺が言うと真城は

「そんな事を言われたのは

初めてです」

と少し驚いていた。

「お前兄弟はいるの?」

「お前とは誰ですか」

ほぉ〜俺にはそんな態度をとるか。

「確かにそうだな」

「真城に兄弟はいるのか?」

「・・・」

「嫌なら言わなくてもいいが」

「兄がいました、あと確か妹がいます」

質問したい箇所があるが

無理には聞かなくてもいいか・・・。

「もうすぐ夏休みだな」

俺がそういうと真城は

「そうですね」

とだけ言った。