ディールさんの背中の力がふっと抜けたのが分かる。
「誰かを、助けるための力……?」
「そう、うーんと、私を、助けてくれたでしょう?ウルビアから守ってくれたでしょう?」
ディールの腕の力も緩み、ずっと抱き上げられていたけれど、やっと地面に両足が付いた。
体を離したディールが、私の腕をつかんで顔を覗き込む。
じーっと、ディールが私の顔を覗き込んだまま、固まっている。
ああ、こうしてみると、ディールってイケメンよねぇ。
月の精のような、キラキラ系白馬の王子様系イケメンとは違って、戦士系イケメン。
彫が深くて、こってりした顔なのに、目鼻立ちがとっても整っているから、くどさは感じない。顎は割れてないけれど、細すぎないし。
って、何をじっくり観察してるんだろう。
「あのね、えーっと」
急に見つめ合ってる状態だということに気が付いて、恥ずかしくなって慌てて口を開く。
■
「悪い人はきっと、力は攻めるために使うと思うの。ディールは、力を守るために使えば間違えないと思うんだ。どれだけ強くなっても、守るときにだけ力を使っていれば……ね?」
まぁ、すんごき悪の女王みたいな人に「わらわを守るのじゃ」とか利用されちゃう可能性がないわけじゃないけれど。
「ああ、分かった。俺は……」
ディールさんがつきものが落ちたようなさわやかな笑顔を浮かべた。
「リョウナを守る」
は、い?
「俺は、リョウナを何があっても守ってみせる」
いや、ちょっと、おかしな結論になってる気が……。
「そ、そうじゃなくて、パズ君とか、それから他の、えっと」
「俺は、リョウナのために、もっと強くなる。リョウナ……」
ぐいっとディールの顔が近づいた。30センチも距離がないよっ。
「俺の……」
ちょっと、ちょっと、待って!
ディールの顔が、近づいて、これって、まるで。
キスされるみたいな……。
「……!」
唇に、ディールの唇が触れた。
え……っと、あれ?
なんで、そんなことに?
「俺は、これからリョウナのために生きる」
混乱して、思考放棄して、ぼんやりして、すぐに離れたディールの顔を眺める。
なんで、私、ディールとキスなんて……。
あの時の……人命救助のための、ポーションの口移しとは違うよね。
違うよね、これって……あの、えっと……。ディール、どういう意味なの?
「誰かを、助けるための力……?」
「そう、うーんと、私を、助けてくれたでしょう?ウルビアから守ってくれたでしょう?」
ディールの腕の力も緩み、ずっと抱き上げられていたけれど、やっと地面に両足が付いた。
体を離したディールが、私の腕をつかんで顔を覗き込む。
じーっと、ディールが私の顔を覗き込んだまま、固まっている。
ああ、こうしてみると、ディールってイケメンよねぇ。
月の精のような、キラキラ系白馬の王子様系イケメンとは違って、戦士系イケメン。
彫が深くて、こってりした顔なのに、目鼻立ちがとっても整っているから、くどさは感じない。顎は割れてないけれど、細すぎないし。
って、何をじっくり観察してるんだろう。
「あのね、えーっと」
急に見つめ合ってる状態だということに気が付いて、恥ずかしくなって慌てて口を開く。
■
「悪い人はきっと、力は攻めるために使うと思うの。ディールは、力を守るために使えば間違えないと思うんだ。どれだけ強くなっても、守るときにだけ力を使っていれば……ね?」
まぁ、すんごき悪の女王みたいな人に「わらわを守るのじゃ」とか利用されちゃう可能性がないわけじゃないけれど。
「ああ、分かった。俺は……」
ディールさんがつきものが落ちたようなさわやかな笑顔を浮かべた。
「リョウナを守る」
は、い?
「俺は、リョウナを何があっても守ってみせる」
いや、ちょっと、おかしな結論になってる気が……。
「そ、そうじゃなくて、パズ君とか、それから他の、えっと」
「俺は、リョウナのために、もっと強くなる。リョウナ……」
ぐいっとディールの顔が近づいた。30センチも距離がないよっ。
「俺の……」
ちょっと、ちょっと、待って!
ディールの顔が、近づいて、これって、まるで。
キスされるみたいな……。
「……!」
唇に、ディールの唇が触れた。
え……っと、あれ?
なんで、そんなことに?
「俺は、これからリョウナのために生きる」
混乱して、思考放棄して、ぼんやりして、すぐに離れたディールの顔を眺める。
なんで、私、ディールとキスなんて……。
あの時の……人命救助のための、ポーションの口移しとは違うよね。
違うよね、これって……あの、えっと……。ディール、どういう意味なの?


