私も皆と一緒に馬車で町に行ってしまったら……と考えれば全く私の手柄ではないわけではないので、感謝を素直に受け取っておく。
少し進んで、振り返る。
「あ、狼煙が」
煙が弱くなってきている。
「すいません、先に言っていてください。火を少し大きくしてから追いかけます」
リーダーに声をかけて小走りで戻る。
しっかりと乾いた木を道のわきの森から持ってきて、火にくべる。
黙々と、再び煙が上がった。
見上げると、1本の筋のように煙が真上に上がっていく。
雨も風もなくてよかった。私は、きっと、運がいい。
地面に置いた手動ミキサーを持ち上げる。
まだ中には作ったポーションが残っているから、リュックに入れるわけにはいかないので抱えて移動するしかない。
瓶にうつしてリュックに入れてしまおうかとも思ったけれど、ウルビアの群れが来るかもしれないと言われているのだ。
■
……あ、群れが来るのに、ディール……大丈夫なのかな?強かったけれど、でも……。
ダメだ。町まではそんなに距離がないんだよね。もう、町に行けば大丈夫なんだから、ディールに助けてもらわなくても大丈夫なんだから。
一度大きくした火を消そうと思い直す。
「って、水もない、あー、そうだ、砂をかけて消火する方法もあった。
とりあえず、狼煙の玉を棒で突いて焚火から取り出す。
煙さえ出なければいいんだから。
黙々と煙を上げている狼煙玉?に土をかぶせる。
不完全燃焼してるから煙がこんなに出るのかな?不完全燃焼なら土をかぶせたくらいじゃ収まらない?窯で炭を作るときとかも空気ってかなり遮断されるんだっけ?
あー、どうしよう。
必死に土をかぶせていく。
土の隙間から煙はまだ出ているけれど、量は減ってきた。
これなら、大丈夫そうだ。もう少し土をかぶせればなんとかなりそう。
「!!」
ぞくりと、背中に殺気を感じて振り返る。
「うそ……」
森の中。
木々の影になっている部分に、光るものが見える。
あれは……獣の目?
猫の目が暗闇で光っているようなものが、無数に見える。
しまった。
もしかしたら、血の匂い、もしかしたら仲間の死、もしかしたら……何か、原因になるものがあって……あって……。
「ぐるるる」
じりじりと、森からウルビアが姿を現した。視線は私一点に集中している。
「ああ……」
群れだ。
少し進んで、振り返る。
「あ、狼煙が」
煙が弱くなってきている。
「すいません、先に言っていてください。火を少し大きくしてから追いかけます」
リーダーに声をかけて小走りで戻る。
しっかりと乾いた木を道のわきの森から持ってきて、火にくべる。
黙々と、再び煙が上がった。
見上げると、1本の筋のように煙が真上に上がっていく。
雨も風もなくてよかった。私は、きっと、運がいい。
地面に置いた手動ミキサーを持ち上げる。
まだ中には作ったポーションが残っているから、リュックに入れるわけにはいかないので抱えて移動するしかない。
瓶にうつしてリュックに入れてしまおうかとも思ったけれど、ウルビアの群れが来るかもしれないと言われているのだ。
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……あ、群れが来るのに、ディール……大丈夫なのかな?強かったけれど、でも……。
ダメだ。町まではそんなに距離がないんだよね。もう、町に行けば大丈夫なんだから、ディールに助けてもらわなくても大丈夫なんだから。
一度大きくした火を消そうと思い直す。
「って、水もない、あー、そうだ、砂をかけて消火する方法もあった。
とりあえず、狼煙の玉を棒で突いて焚火から取り出す。
煙さえ出なければいいんだから。
黙々と煙を上げている狼煙玉?に土をかぶせる。
不完全燃焼してるから煙がこんなに出るのかな?不完全燃焼なら土をかぶせたくらいじゃ収まらない?窯で炭を作るときとかも空気ってかなり遮断されるんだっけ?
あー、どうしよう。
必死に土をかぶせていく。
土の隙間から煙はまだ出ているけれど、量は減ってきた。
これなら、大丈夫そうだ。もう少し土をかぶせればなんとかなりそう。
「!!」
ぞくりと、背中に殺気を感じて振り返る。
「うそ……」
森の中。
木々の影になっている部分に、光るものが見える。
あれは……獣の目?
猫の目が暗闇で光っているようなものが、無数に見える。
しまった。
もしかしたら、血の匂い、もしかしたら仲間の死、もしかしたら……何か、原因になるものがあって……あって……。
「ぐるるる」
じりじりと、森からウルビアが姿を現した。視線は私一点に集中している。
「ああ……」
群れだ。


