『このこと、教頭先生以外に知ってる人は?』
凛音が尋ねた。
『いえ。他の人にはまだ話してません』
『いい判断だね。君は口が固いようだ』
『凛音様…私…これからどうすればいいんでしょうか?』
赤田さんは、うるうるした瞳で凛音を真っ直ぐ見つめた。
寒さに凍える子猫みたいに…
『まずは僕らが学校に行ってみる。いろいろ探ってみたいからね。赤田さんには協力を頼むよ。探偵だとバレないように…』
『でも凛音、どうやって入り込むの?』
『…そうだな。優愛高校演劇部の取材とか…地元新聞と名乗れば怪しまれないか…』
って、簡単にいうけど、そのイケメンぶりでは目立たない?
兄弟だから、どことなく初音ちゃんと顔や雰囲気も似てるし…
バレないのかな…
ちょっと心配。
『ありがとうございます…凛音様。どうかこの脅迫状の送り主を探して下さい。誰が何のためにこんな物を送ってきたのか…みんな頑張って練習してるので、やっぱり…今さら劇を中止に出来ないし。でも…私、怖くて』
凛音が尋ねた。
『いえ。他の人にはまだ話してません』
『いい判断だね。君は口が固いようだ』
『凛音様…私…これからどうすればいいんでしょうか?』
赤田さんは、うるうるした瞳で凛音を真っ直ぐ見つめた。
寒さに凍える子猫みたいに…
『まずは僕らが学校に行ってみる。いろいろ探ってみたいからね。赤田さんには協力を頼むよ。探偵だとバレないように…』
『でも凛音、どうやって入り込むの?』
『…そうだな。優愛高校演劇部の取材とか…地元新聞と名乗れば怪しまれないか…』
って、簡単にいうけど、そのイケメンぶりでは目立たない?
兄弟だから、どことなく初音ちゃんと顔や雰囲気も似てるし…
バレないのかな…
ちょっと心配。
『ありがとうございます…凛音様。どうかこの脅迫状の送り主を探して下さい。誰が何のためにこんな物を送ってきたのか…みんな頑張って練習してるので、やっぱり…今さら劇を中止に出来ないし。でも…私、怖くて』