この度、溺愛されることになりまして



「せっかく、優乃に会えたから。これから、優乃が幸せだって思うこと、いっぱい経験させてあげたい。それが、僕でありたい…なんて。わがままかな?」



「…っ、もう、そんなの…っ」



プロポーズみたいだよ…っ。



すごく真剣なのに、すごく優しい笑顔でそんなことを言いながら、私の頭を撫でてくれる。



……いたい。



すごく痛い…。



なんだか、今にも倒れちゃいそうなくらいドキドキして。