この度、溺愛されることになりまして


「あと、梨愛もありがとう。私のためにいっぱい考えてくれて」



梨愛にもそう言うと。



「いや、こっちも優乃のことなのに口挟んでごめん」



「そんなことない…!そうやって考えてくれて、嬉しいもん」



「…ほんとに真っ直ぐだね、優乃は」



「…?」



真っ直ぐ…って?



まぁ、いっか。



「よーし、今日から頑張るぞ!」



「じゃあ、今日の放課後、図書室でやる?」