この度、溺愛されることになりまして


なかなか着る機会はなさそう。



「優乃はなんでも似合うよ」



「あ、綾瀬くんっ…」



後ろを歩いてた綾瀬くんも、私と梨愛の間に入ってきた。



「綾瀬くんって、なかなか神経図太い気がするわ」



梨愛がぼそっと零す。



「ん?なに神崎さん」



「別に。よく女子だらけの服屋に来れたよねって。みんな綾瀬くんのこと見てたし」



たしかに、そう言われるとそうかも。