この度、溺愛されることになりまして


「…可愛すぎてむり」



「…っな、に言って…」



絶対似合ってないはずなのに。



綾瀬くんが「可愛い」だなんて言ってくれるから。



「ふっ…顔、真っ赤」



「〜っ!だ、誰のせいだと思って…」



恥ずかしすぎて顔だけカーテンから出す。



「…やっぱ、無理かも」



「へっ…」



すると、突然目の前が暗くなり。



ーチュッ



とした音と共に、唇に柔らかいものが一瞬触れて。