この度、溺愛されることになりまして


楽しそうに服を選ぶ綾瀬くんに聞こえないよう、梨愛にそう言う。



「まぁ、いいんだけどさ…。別に付きまとわれてるわけじゃないんでしょ?」



「うん、そういうのじゃないんだけど…」



そのことをいろいろ話したいと思ってた矢先に、こうなっちゃったからなぁ。



今日はきっと無理だろう…。



1人でどうしようかと悩んでいると。



「優乃、優乃にこれ合うと思う」