この度、溺愛されることになりまして



「今日のお昼休み、学校案内して欲しいなって思ってるんだけど…ダメ?」



後1分で始まるというタイミングで、そんなお願いをしてきた綾瀬くん。



「っ…い、いいよ。じゃあ、お昼一緒に食べて、それから行動しよう」



うぅ…『ダメ?』は反則でしょ。



あまりにも可愛すぎて、悶絶してると。



「やった。ありがとう、優乃」



そんな言葉とともに向けられた笑顔に、また悶え苦しみながら、午前中の授業を終えた。