「ふぅ〜んなるほどね」


こんな小さいことで悩んでるなんて呆れちゃうかな。


でも、時間がない......。


どうしたらいいのかな。


「押してダメなら引いてみろよ!」

えっ......?


朱里はビシッと自信満々に提案した。


「よく言うでしょ〜押してダメなら引いてみろって、ももは今まで押しすぎたのよだから今度は引いてみるの!」


た、たしかにわたしは振り返ってみると押しすぎてたのかもしれない。


むしろ先輩には押しすぎが、ちょうどいいと思ってた。


でも、


「引いたりなんかしたらそれこそ関わりがなくなっちゃわない......」


そこが心配。


先輩は私に興味の欠けらも無いわけだから。



「あたしが思うにそんなことないと思うんだよねなんだかんだももの提案に付き合ってくれてるでしょ」