「それじゃあ私、行くね」 名残惜しいけど背を向けて歩き始める。 「ももー!私絶対超有名な女優になるからー!ももがいつ帰ってきてもいいように有名になっとくからねー!」 数十メートル離れた距離からもよく聞こえた朱里の声。 私は振り返った。 「うん!約束ね!」 そう言って今度こそ飛行機へと向かった。 「もも、大丈夫よまた会えるわ」 私が泣きそうになってるのに察してくれたお母さんはそう声をかけた。 「うん....っ..」 また、会える.... ──その日の夕方私は日本を離れた。