聞かれてしまった。
一体どこから...?
圭人先輩には全部知られているから今更隠してもしょうがない。
「ももちゃん、うそ....だよね?」
俯く圭人先輩は拳をぎゅっと握りしめ震えている。
「嘘じゃないです.....」
「ももちゃ....っ───」
「圭人先輩、月島先輩には内緒にしてくださいね」
人差し指を口元へ持っていきニッコリと微笑んだ。
「わ.....かった....信じてるから、ももちゃんのこと」
そう言うときたみた道を戻って行った。
笑顔のはずの圭人先輩の顔は少し歪んでみえた。
こんな顔をさせるのはきっと私のせいだ。
でも、信じていてくれているのなら私はその期待に応えたい。
「信じていてください.....きっと、戻ってきます」
私は一人そうポツリと呟いた。
──その後朱里も戻ってきて私たちは教室へと戻った。



