365日の恋。


「.....私ね、アメリカで治療を受けることにしたの」



この間病気のこと話したばかりなのに。

なんだか朱里に酷いことしている気分になる。



「いつ....行っちゃうの.....」


心做しかあかりの声が震えて聞こえる。



「遅くても3月....」


冷たい木枯らしが吹く。

風のおかげで沈黙にはならない。


「な、治るんだよね?」

朱里の大きな瞳が揺れる。



「分からないの....」


「な....なんでよっ!」


「助かる確率がね10%〜20%なの....助からない確率の方が高いんだ.....ごめんね朱里」



「.....だよ、やだよ!そんなの嫌!」


大きな瞳に溜まった涙が流れ私の服を掴む。



「なんで!?なんでももなの!どうしてよぉ....っ」


私には泣きじゃくる朱里を慰めることしかなできなかった。


「ごめんね朱里....」


私を思って泣いてくれてありがとう。