私が知らないだけで.....
もし、その治療が失敗したら私はどうなるの?
嫌な汗が流れる。
治療してもしなくても死ぬ。
助かる確率は極めて低い。
奇跡的に助かったとしてもそれは
ほんとに奇跡。
私にそんな奇跡起こせれる?
お父さんとお母さんの視線が私に向けられる。
答えを出さずに逃げ出したい衝動にかけられる。
無理だよ.....だって怖いもん....
──でも、でも....
「わかった....私、アメリカに行く....」
これが私の出した答えだった。
「ほんとに!良かったわ」
安心したような顔をする。
だけど、
「でも、行くのはもう少し待って」
行くのはすぐじゃダメ。
まだ行けない。



