「ゔっっ....」


痛い、割れそう....


「ねぇ、もも!大丈夫!?」


立っていられずその場に崩れる。


どうして?薬....ちゃんと飲んでるのに、


「花園さん!」

すぐさま保健の先生が来てくれて私はそのまま保健室へと行った。


「花園さん、ゆっくりでいいからね、」


息を整えるように深呼吸する。

だけど痛みは引かなくて視界がぼやけていく。


意識が途切れそう....

苦しい....



それから落ち着いたのは1時間目が終わる頃だった。



──ガラガラッ


「失礼します!」


大きくドアが開く音が聞こえたと思ったら朱里が私の方に向かって歩いてくる。


「もも!大丈夫なの!」