あの約束から今日でちょうど一週間。
今日朱里は久々に朝から学校に来れるらしい。
私はお昼休みに話すことにした。
少し緊張する。
どんな反応されるのか分からない。
少し恐くもあった。
でも、朱里だから話せる。
朱里を信じてるから私は伝えようと思った。
朝の身支度を終え玄関へと向かう。
靴を履き陽気な声でお母さんたちに言う。
「それじゃあ行ってきまーす!」
「「行ってらっしゃい」」
笑顔で送り出してくれる。
きっと私は元気すぎるくらいがちょうどいい!
学校の前まで着くと見慣れた後ろ姿があった。
「朱里ー!おはよ───」
───ズキンッ。
頭に鋭い痛み。
今にも割れそうな痛みに視界がぼやける。
「もも〜おはようってどうしたの!?」
声で気づいたのか後ろをふりかえって私の元へ駆け寄る。