どうして....!


『たしか、月島....空河くんって言ったかしらね』


お母さんから聞かされた名前はまんま先輩の名前だった。




あんなに苦しめていたのが私だったなんて。



先輩....もう、会えないよ。


観覧車の中先輩は会えるのならその子に会いたいそう言ってたけど....


「会えないよ....」


会う資格がない。


それに私にはもう先輩を好きでいる資格がない。


その日の夜私はただひたすら泣いた。


あの時先輩似合えに行けばよかった。


アメリカなんで行かずに約束を....また明日って約束を守っていたらと。


そんなことばかり考えた。

後悔しかない。



せめて記憶があればどんなに良かったかと、


「今になって思い出すなんて酷すぎるよ」