「もも、アメリカに行こう....そこならももの病気も治してくれるもっと長く生きられるんだよ」
.....アメリカ...
そこが何処なのか小さな私には理解出来ず。
ただ、治る...長く生きられる....
その言葉だけが理解でき
私はコクンと頷いた。
「もも、いく....なおす....」
そう言葉にして私は眠りに落ちた。
早朝私が眠っている間に日本をたちアメリカで緊急手術をした。
確率は至って微妙で助かるのかすら分からない。
助かっても後遺症が残るかもしれないとされていた。
そして手術は成功した。
ただし私は目を覚ますことは無かった。
目を覚ましたのは手術から半年後の事だった。
「....ん.....お母さん?」
「桃!良かった目が、覚めたのね....」
「どうして泣いてるの?」
私は自分が長いこと寝ていたことに気づかなかった。
「いいのよ、いいの、あなたが目覚めてくれたんだから」
そうして私はリハビリが始まった。
長いこと寝ていたせいで筋肉が衰えて最初は車椅子だった。
そこから3ヶ月歩く練習を始め衰えた筋肉を取り戻し私は至って健康な子になった。



