「それじゃあお兄ちゃんまた明日来るね!」
そう交した''明日''の約束は私は守れなかった。
「もも最近楽しそうね」
病室に戻るとお母さんが来ていた。
「お母さん!」
「やっぱりあの男の子のおかげね」
「うん!」
ももの大好きな王子様!
この頃、長い入院をしていた私は少し寂しくもあった。
そんな中ひとりの男の子と出会って毎日が楽しくなっていったんだ。
「ももね!王子様のお兄ちゃんと結婚するの!」
「あらぁそうなの?じゃあ早くお病気治そうね」
「うん!」
そう昼までの私は元気だった。
様態が突然急変したのは夜の事だった。
「もも!!しっかりするんだもも!!」
そう呼びかけるお父さんの声。
酷い痛みと苦しみが夜の中続いた。
どうやら山は超えたみたいだけど私は疲れ果ててあまりお父さんから話される内容を理解できなかった。



