「もうすぐ1周終わるな....」
窓の外を見ながらポツリとそう口にする。
....もう、着くんだ。
先輩といたら45分なんてあっという間。
「先輩、最後に一緒に写真撮りませんか?」
思い出がほしい。
先輩と私がこの日一緒にいた証が。
「いいよ」
断られるかと思ったがあっさり承諾してくれた。
スっと座っていた席を立って先輩の隣におじゃまする。
肩と肩の距離はもうゼロ状態。
私の心臓はトクントクンと音を立てる。
「そ、それじゃあ撮りますね」
───パシャ
シャッター音の音が妙に響く。
先輩と初めてのツーショット。
私の一生の宝物。
「あ、ありがとうございます先輩!先輩にも送りますね!」



