───デート当日。
この日の私は調子が良かった。
少し前まで体調を崩すことがちょこちょこあったが今日はだるさや頭の痛みは全くない。
まるで神様が今日を楽しんでこいと言っているような。
あの後先輩と約束の時間と場所を決めた。
11時に駅前。
今の時刻は10時20分
ここから駅まで歩いて10分ほど私は楽しみすぎて準備が終わったと同時に家を出た。
少しゆっくりめに歩いたつもりでもやっぱり早く着き先輩が来るまで待つことにした。
先輩のことを考えていると時間なんてあっという間に過ぎる。
先輩を待ち始めて5分見慣れた人が私の前に現れる。
「やっぱり来てた」
見上げると先輩が少し息を切らして私の前に現れた。
「ど、どうして....」