あの子との出会いは俺が8歳の頃。
その頃の俺は体が弱くてよく入院をしていた。
勉強は家庭教師が付いていたから遅れることはなかった。
だけど、激しい運動は禁止されていて学校の行事は両親から禁止されていた。
入院中も勉強ばかりで変わらない景色が続く、そんな時彼女と出会ったんだ。
飽き飽きしていた病室から抜け出したことが1度だけあった。
だけど、子供の行くところなんてたかがしれている。
結局病院内の敷地のベンチだった。
そこに座ってボーッとする。
でも感じるものは虚しさだけだった。
結局どこへ行っても同じ。
両親は忙しくてなかなか俺のところには来てくれない。
いつも強がっていたけど寂しかった。



